ゴミ部屋掃除の手順を解説！自力での掃除方法とリバウンドしないためには？

「自力でゴミ部屋を掃除したいので手順を知りたい」

 

「ゴミ部屋の清掃をしてもらったが、リバウンドしたらどうしよう」

 

ゴミ部屋を掃除するにしても、手順が分からないと、どうやって掃除をすればいいのか分からないもの。

 

そこで今回は、「ゴミ部屋掃除の前に知っておきたいこと」「ゴミ部屋の手順」「掃除後、リバウンドを防ぐには？」について、解説しましょう。

 

ゴミ部屋掃除の手順の前に！知っておきたい「業者に頼むゴミレベル」と「やる気」

ゴミ部屋掃除の手順の前に、ぜひ知っておいていただきたいことをお伝えしましょう。

 

自力では片付けられないレベルがある！業者に依頼するゴミレベルを知っておこう

 

まずゴミ部屋にはどうしても、「自力で片付けられないレベル」が存在します。

 

ゴミレベルが高い部屋は、初心者が片付けようとすると、かえって危険を招く結果になります。

 

自力で片付けられないゴミ部屋をまとめました。

 

• 部屋の奥までゴミがあり、窓やドアを開けるのが困難
• いろいろなゴミが混ざっており、自分で分けるのが難しい
• トイレや風呂、キッチンなど水回りが使えない
• ゴキブリなどが大量に発生しており、駆除が必要
• 孤独死などがあり、特殊清掃が必要
• 病気や年齢などで住人の体が衰えており、掃除が困難
• 明日、人が部屋に来ることが分かっており、時間がない

 

上記のゴミレベルは、すぐにプロの清掃業者に依頼しましょう。

 

ちなみにプロの清掃業者に依頼すると、1Kで約3万5,000円以上かかります。

 

その他の間取りの相場は、こちらの記事を参考になさってください。

 

ゴミ屋敷清掃業者の賢い選び方は？お金がない人向け、平均費用を解説

 

片付ける「やる気」が出ない…「やる気」は「動く」と出てくるもの

 

もう一つ、よく聞くのが「ゴミを片付けたいけどやる気が出ない」というお悩み。

 

実は「やる気が出ないから片付けられない」のではなく、「作業をはじめるとやる気が出てくる」のが正しいのです。

 

これは脳の性質によるもので、刺激を受けてどんどんやる気が出てくることを、作業興奮といいます。

 

そこで、「やる気が出ない」と頭で考えてしまう方は、まずは手を動かしましょう。

 

他にもやる気を出すのに有効なのが、「未来像」をイメージすること。

 

「部屋がきれいになったら人を招く」などゴール設定することで、気持ちがブレにくくなります。

 

次章では、自力で片付ける場合のゴミ部屋掃除の手順を解説しましょう。

 

ゴミ部屋掃除の手順は？自力で片付けるコツを解説

 

この章では、自力で掃除ができる部屋のゴミレベルの方向けに、ゴミ部屋掃除の手順を解説しましょう。

 

【手順1】掃除前の準備

 

掃除前には、道具の準備とスケジュールの確認をしておきましょう。

 

掃除道具をそろえよう

 

掃除に必要な道具をまとめました。

 

【掃除道具】

• ゴミ袋
• ガムテープ
• ちり取り（大きめのちりを取るのに便利）
• ハンディモップ（頭上のほこりを取るのに便利）
• ホウキ
• バケツ
• 雑巾
• 使い捨てシート
• 中性洗剤（水で取れない汚れを拭き取るのに便利）
• 掃除機
• 殺虫剤
• ビニールひも（新聞や書類を縛るのに便利）
• 段ボール箱（物を分類分けするのに便利）
• 太めのペン（段ボール箱に何を入れているのか書くのに便利）

 

【あったら便利な物】

• 動きやすい服装
• 軍手
• マスク（ほこりが多いなら二重に付ける）

 

これらの道具はぜひそろえておきましょう。

 

ゴミの日などスケジュールの確認

 

掃除をすると決めたら、ゴミの日や動ける日などスケジュールの確認をしておきましょう。

 

燃えるゴミの日などの前日に、ゴミ袋に詰めて出せる準備をしておけば効率良く捨てていけます。

 

また仕事がある方は、自分がいつ休めるかの確認が大事。

 

慣れないゴミ掃除に体を動かした次の日は、筋肉痛だけでなく、場合によっては頭痛や鼻炎になる可能性があります。

 

体力に自信のない方ほど、掃除の次の日は無理せず休みましょう。

 

【手順2】多い不用品→少ない不用品の順にゴミ袋に詰めていく

 

掃除の準備ができたら、まずは多い不用品から少ない不用品の順にゴミ袋に詰めていきましょう。

 

というのも、細かい物や分別が難しい物は、作業の手を止めてしまい、「考え込む」時間を作ってしまうためです。

 

例えば明らかに不用品と分かる物、空き缶やペットボトル、新聞紙などは、ゴミと分かるため優先してゴミ袋に入れていきます。

 

そして、細かい物や捨て方の分からない物は、後から自治体の公式サイトで捨て方を確認しましょう。

 

他にも掃除に取り掛かる直前のポイントや、掃除中の注意点をまとめました。

 

• 事前に殺虫剤で害虫をあぶり出しておくと掃除しやすい
• ゴミを置く部屋、動線を確保しておく
• 現金など貴重品が出てくることがあるため、誤って捨てないように注意する

 

作業効率とやる気を損なわないためにも、ゴミと判断できる物から捨てていきましょう。

 

【手順3】掃除機がけや水拭きなど部屋の汚れを取ろう

 

ゴミがなくなると部屋の臭いも大分消えますが、床や壁の汚れが残っています。

 

掃除道具別に、汚れの掃除方法をまとめました。

 

• 掃除機：ほこりを吸い取る。1人部屋ならコードレスがおすすめ
• チリ取りとホウキ：害虫の死骸など大きなゴミを取る
• 雑巾：掃除機で吸い取れなかったほこりを拭き取る
• ハンディモップ：照明カバーなどのホコリを取る
• 中性洗剤：フローリング床の皮脂汚れによる黒ずみを取る

 

【掃除の順番】

• 照明カバーなどは上から下に掃除する
• 窓や壁の拭き掃除は、液だれ防止のため下から上に掃除する
• 棚などは奥から手前に掃除する

 

掃除機掛けや水拭きなども忘れずにおこないましょう。

 

【手順4】物の分類分けをしよう

 

前述の【手順2】で、ゴミ袋に入れられなかった物の分類分けをしておきましょう。

 

どのように分けるのかまとめました。

 

1. 「残す物」「いらない物」「保留品」の3つに分ける
2. 「いらない物」は自治体の公式サイトでゴミの捨て方を確認する
3. 「残す物」「保留品」は、「今すぐ使う物」「売れそうな物」「使わないけど大事な物」で分ける
4. 「売れそうな物」で状態の良い物は、売る他に「譲る」「寄付する」などの方法がある

 

このとき「物を捨てられない」とお悩みの方は、まずは「必要な物を残す」と考えると、分類分けしやすくなるでしょう。

 

【手順5】物を整理、収納、整頓でリバウンドを防止

 

掃除後は、物を整理（不必要な物を取り除く）、収納（物を片付ける）、整頓（見た目を整える）し、ゴミ部屋へのリバウンドを防ぎましょう。

 

ゴミ部屋のリバウンドは、整理、収納、整頓が身に付いておらず、それらが日常でできていないことが原因です。

 

こちらの記事では、捨てられない人に試してほしい片付け方を解説しているため、ぜひ参考になさってください。

 

【掃除のプロ直伝】捨てられない人にこそ試してほしい片付け方法を紹介

 

次章では、ゴミ部屋にリバウンドしないポイントをお伝えしましょう。

 

ゴミ部屋にリバウンドしないポイント

 

ゴミ部屋にリバウンドしないポイントは、片付け方を身に付けることです。

 

ゴミ部屋になってしまう人は、主に2タイプあります。

 

• 失恋や身内の死、仕事のストレスや病気など、ショックで片付けられなくなったタイプ
• 片付け方を知らないまま親元を離れたタイプ

 

前者は環境を変えてゴミを片付ければ、リバウンドしない可能性があります。

 

問題は後者の「片付け方を知らずに親元を離れた」タイプ。

 

後者は片付け方を知らない、あるいは片付け方の仕組みが間違っているため、ゴミ部屋にリバウンドする可能性が高いのです。

 

しかし後者でも片付け方を身に付ければ、ゴミ部屋へのリバウンドを防げます。

 

片付け方が身に付けばゴミ部屋にリバウンドしない

 

片付け方が身に付いていない方のために、ゴミ部屋を防ぐポイントをまとめました。

 

• 移動のついでにホコリを取るなど、日常の動作に掃除を組み込む
• 不要な物は置かずにすぐ捨てる
• 生活の動線に物を片付ける位置を決める
• 人との交流をはかる
• 部屋の換気をする

 

ところで清掃業者に片付けてもらうのは便利ですが、片付け方が身に付いていないため、リバウンドしやすくなるデメリットがあります。

 

ゴミ部屋へのリバウンドを防ぐためにも、一度自分で苦労して部屋を掃除してみてもいいでしょう。

 

【まとめ】ゴミ部屋掃除の方法を身に付けてリバウンドを防ごう

 

最後に、お伝えしてきた内容をまとめましょう。

 

• ゴミ部屋は、自力では掃除できない業者に頼むレベルがある
• 片付けたいがやる気が出ないとお悩みなら、まずは動いてみよう
• ゴミ部屋掃除の手順は「掃除道具をそろえる」「多い不用品→少ない不用品の順にゴミ袋に詰めていく」「掃除機がけや水拭きなど部屋の汚れを取る」「物の分類分け」「物を整理、収納、整頓でリバウンドを防止」とある
• ゴミ部屋にリバウンドしないポイントは「片付け方を身に付ける」

 

ゴミ部屋掃除の方法を身に付けて、リバウンドを防ぎましょう！

 

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