COLUMN
「引越しって何をすればいいの?」「しっかりと引越しができるか不安」
このように引越しの際にやることを把握している方は少なく、不安感を抱くことが多いと思います。
本記事ではそのような方でも安心して引越しができる「引越しのやることリスト」を、引越し前・引越し後に分けて解説していきます。
目次
引越しでやることは引越しの前と後の2種類あります。
引越し前では以下のように旧居での作業や新居へ引越すための準備に取り組みます。
このほかにも引越し前には多くの手続きが必要となってきます。自身の状況と照らし合わせたうえで、必要な作業に取り組みましょう。
引越し後では、以下のように新居での生活の準備に取り組みます。
このように引越し後は新居での生活の為に準備をしていくことになります。最高の新生活を送るためにも引越し後にしっかりと準備を行いましょう。
引越し前にはやることがかなり多いため、やることを以下の4つに分けて解説していきます。
引越し前にやることを網羅して、安心して引越しを行えるようにしていきましょう。
引越し2か月前には、主に引越しを始めるための準備を行います。
この時点でしっかりとした準備を行わないと今後の引越し準備に響き、あたふたしながら引越しの準備を進めることになってしまいます。
初期準備をしっかりとして、余裕をもってスムーズに引越しを進めていきましょう。
引越す日時が決まったら管理会社や大家さんに正式に伝えましょう。
賃貸契約の解約には期限があり、一般的には期限は退去日の1か月前です。しかし、例外として1か月以上前に賃貸解約の連絡を行わなければならない場合があります。
そのため賃貸契約解約の連絡は2か月前を目安に行いましょう。
退去日が決定し次第引っ越し業者の手配を行います。引っ越し業者の手配は一般的に退去日から2か月から1か月半前には見積もりを取るために様々な業者から見積もりを取りましょう。
また、引っ越し業者の繁忙期である2月から3月は特に予約が取りにくくなります。そのため引越し時期がかぶってしまっている方は早めに手配を始めましょう。
また、引越しする人が少ない8月や11月は楽に予約を取ることができる上に繁忙期よりも引っ越し費用が落ちやすいです。引越し時期を調整することができればお得に引越しが行えます。
自力での引越しを考えている場合はレンタカーを手配し、トラックをレンタルしたうえで当日の駐車場まで確保をしておくとスムーズに引っ越し作業を行うことができます。
現在使用しているインターネットプロバイダと引越し後も契約を継続する場合は、新居へのインターネットの移転を行うため、1か月前には手続きを済ませましょう。また、モバイルWi-Fiなどを契約している場合でも同様に1か月前には住所の変更手続きを行います。
賃貸ではなく、戸建てに引越す場合は設備がなく工事が必要になる場合が多いです。そのため戸建ての場合は引越しの2か月前から1か月には住所変更の手続きを済ませましょう。
引越し1か月から2週間前では、主に旧居から新居へ持ち込まない物の処分や荷造りを始めていきます。
引越しまでの期間が迫っていく中、不用品などの処分に悩む物は早めに処分をすることで退去日が近づいても焦ることの無いようにしていきましょう。
学校や幼稚園に通う子どもと一緒に引越しを行う場合には転校や転園の手続きをする必要があります。
転校・転園の手続きは引越し日が決定した時点で早めに学校等に連絡を行いましょう。
現在の住所と異なる市区町村へ引越しを行う場合はそれぞれ手続きが変わります。
保育園での転園では現在通っている保育園を退園するためには退園届の提出が必要となります。転園の手続きが済み次第、引っ越し先の地域の保育園へ入園の申し込みを行いましょう。
幼稚園での転園をする場合には、引越し先の地域で途中入園が可能な幼稚園があるかを確認していきます。確認ができ次第現在通っている幼稚園へ転園することを伝え、転入に必要な以下の書類を準備します。
引越し先の地域や幼稚園によっては必要書類が変わることもあるため転園先の幼稚園に必ず必要書類の確認を行いましょう。
転校をすることが決まり次第、早めに担任の先生に連絡しましょう。また、転校に必要となる在学証明書を学校から必ず受け取ります。受け取りが済んだら転校先の地域の役場へ必要書類を提出し、転校の手続きを済ませましょう。
自治体のゴミの回収日やルールをしっかりと確認し、引越しで出たゴミを捨てるようにしましょう。
多くの自治体では可燃ごみや不燃ごみは定期的に収集日が設けられています。指定の日にゴミ集積所に出すことで回収してもらえます。
自治体のゴミ回収日やルールを確認して計画的にゴミを捨てていきましょう。
粗大ごみの回収としては大きく分けて2つの方法があります。
自治体の回収サービスを利用する場合は事前に申し込むことが必須となりますが比較的安価での依頼が可能です。また、粗大ごみを指定された場所へ運ばなければなりません。
自治体のサービスでは繁忙期に依頼をすると粗大ごみの回収は依頼から1ヶ月以上かかる為、余裕をもって依頼する必要があります。
民間業者を利用する場合は、電話による依頼で自治体のサービスよりもはるかに早く粗大ごみの回収を行うことができます。
また、業者によっては24時間対応している場合もあり、自分に都合のいい時間帯に回収してもらうことができるため利用しやすいです。業者への依頼は自身の負担が少なくなりますが、自治体の回収サービスよりも費用が高くなってしまうため状況に合わせて依頼をしましょう。
不用品の回収の方法として7つ紹介していきます。
フリーマーケットに出品することで売れれば収入も入るため、かなりお得に不用品を処分することができます。しかし、売れ残ってしまう可能性や時間がかかるのがデメリットです。
まだ使えると感じると感じる不用品はリサイクル店へ売りましょう。リサイクル店へ売ることにより、臨時収入が入るうえにフリーマーケットとは違い時間がかかることもありません。しかし、リサイクル店に持って行っても引き取ってもらえないものもあるので気を付けましょう。
まだ使える不用品を知人や友人に譲ることで、処分に費用がかからずに済ませることができます。しかし、家具などの大きいものとなると引き取り先に運ぶのが大変な為、譲る量や物を考えて譲るようにしましょう。
今まで紹介した方法で処分することができない場合は、自治体などに粗大ごみとして処分をしましょう。ゴミの種類によって処分の方法が変わります。そのため、各自治体のルールに沿って処分しましょう。
引っ越し時に発生する不用品の処分なら依頼している引越し会社に不用品の回収を依頼することが可能です。引越し会社に依頼することができれば、引越し日に合わせて不用品の回収を行うことができるためとてもおすすめです。
不用品の回収業者へ依頼をすれば、自身が分からないことだらけでもプロが手早く回収してくれます。費用が少しかかるのがデメリットですが、それでも早く安心して不用品回収を行いたいのなら不用品回収業者への依頼はおすすめです。
使用しない家電の回収では、家電の種類やサイズに寄って回収方法が異なります。比較的大きな家電は購入したお店で引き取り依頼をすることができる場合があります。
そのほかの方法では、自治体の回収や業者への依頼をすることで回収することができます。
また、小さな家電は自治体の回収ステーションや回収ボックスを利用することで回収を行うことができます。自治体の回収サービスを利用する場合は、必ず自治体のルールに沿って回収を行いましょう。
固定電話の契約変更手続きは業者に直接連絡をするか、インターネットから手続きを行います。
NTT東日本のエリアからNTT西日本のエリアへ引越しを行う場合はそれぞれ手続きを行う必要があります。また、電話工事は予約が必要となるため繁忙期ならば特に早めに申し込むようにしましょう。
使用頻度が低い物の荷造りはできる時に行い、早めに済ませておきましょう。引っ越し業者を利用する場合、「当日まで梱包しなくてよい物」と「事前に梱包しなくてはならないもの」があるため確認を行いましょう。
使用頻度の低い物や重い物から事前に梱包することにより、引越しの荷造りをよりスムーズに進めることができます。
また、梱包する段ボールには油性のペン等で中身が何か外からわかるように書き記し、スムーズに荷ほどきを行いましょう。
引越し2週間前~前日にやることでは、旧居を出るための準備や様々な手続きを行っていきます。引越し当日にバタバタしないためにも2週間前からしっかりと準備に取り組みましょう。
生活をしているだけでできる汚れや傷のような経年劣化によるものの原状回復は原則として貸主の負担になります。
しかし、入居者の不注意や過失によって生じてしまった汚れや傷の原状回復にかかる費用は入居者が負担しなければなりません。原状回復の費用についてはトラブルが発生しやすいです。
事前に貸主と話し合い、新たに引越した住居が賃貸ならば引越し当日からある傷や汚れの記録を取っておくと次に引越しをするときにトラブルが起こりにくいです。
自分の住んだ部屋に感謝をこめて掃除を行い、気持ちよく引越しができるようにしましょう。
引越し先が現住所とは異なる市区町村ならば転出届、市区町村は変わらないが引越しを行う場合は転出届を役所に提出が必要となります。
役所や役場の窓口で用紙をもらうことができます。
現住所から他の市区町村へ引っ越す場合、印鑑登録をしている方は印鑑登録廃止届の提出が必要となります。
印鑑登録廃止届の提出には以下の2点が必要となります。
転出届などと同時に提出することができるため、まとめて提出を行ってしまいましょう。
引越しを行った際には、住所の変更手続きを行わなければならないサービスや保健があります。
以上のサービスや保健ではインターネットや書類等で引越し先の住所へ変更の手続きを行いましょう。
引越し前の住所に届く郵便物を新居へ転送する手続きを行うことで、本来旧居に届く郵便物を新居に届けることができます。そのため、必要な郵便物が届かずにトラブルが起きることを防ぐことができます。
転送期間は手続きから1年間です。転居届の用紙に必要項目を記入し、郵便局やポストへ投函、インターネットで手続きを行いましょう。
引越しの1週間前ごろになったら、「洗面用具」「キッチン用品」などの使用頻度の高い物の梱包を進めていきます。前日まで使用する物もあるため、自身の生活と相談しながら梱包する順序を決めたうえで進めていきましょう。
新居の部屋中のサイズを事前に測り、家具などをそろえる際にシミュレーションできるようにしましょう。
部屋のサイズをしっかりと測っていないと、実際に勝った家具が入らないなどの不具合が発生することがあります。そのため家具などをそろえる前にできるだけ早く部屋中のサイズを測りましょう。
新居に設置している設備で掃除方法の分からないものは事前に調べましょう。よくある例として、「旧居ではガスコンロを使用していたため、新居ではIHコンロになった」このように新しい設備では使用方法はもちろん掃除の方法も分かりません。
引越し後の不安をなくすためにも分からないことは少しでも減らしていきましょう。
新居に持ち込まない物の処分は物の種類によって様々です。自治体などで回収をしてもらえるような可燃ゴミや不燃ごみならば回収日に出せるように計画的に処分しましょう。
粗大ごみや家電製品のように回収の難しいゴミを処分する場合は引越し業者やゴミ回収業者を利用することをおすすめします。
冷蔵庫や洗濯機など、運搬に準備が必要な家電製品などの運搬準備を行いましょう。
冷蔵庫を運搬する場合は、必ず中身を空にします。また、冷蔵庫内に霜や水が残らないように引越しの前日には冷蔵庫の中身を空にしたうえでコンセントを抜きましょう。
引越し当日には最後に水が残っていないか確認し、残っている場合は水を抜きます
引越しに備えて使用しないようにしていても洗濯機の中に水が溜まっている場合があります。そのため冷蔵庫と同様に水が溜まっていないかの確認を必ず行い、溜まっていればしっかりと水抜きを行いましょう。
当日に使用するもの以外は当日までにはすべて梱包を済ませましょう。また、梱包が修了したのを確認した後に段ボールの数を確認しておくことで運搬時のミスやトラブルを回避することができます。
水道や電気、ガスの停止は引越しの当日に行いましょう。電気の停止では最後にしっかりとブレーカーを落とし、ガスの停止では立ち合いが必要となる場合があります。その際はしっかりと立ち合いましょう。
引越し前に準備したいものでは、引越し挨拶の手土産や引越し後に使いたいアイテムなどについて紹介していきます。紹介するアイテムを参考に引越しに必要な物をそろえましょう。
引越し前に引っ越し挨拶用の手土産を準備しておきましょう。戸建てでは3軒両隣、アパートやマンションでは両隣と上下の部屋に挨拶に行くことが一般的とされています。手土産には高額なものは避け、1000円以下の物を選択することが無難です。
以下で紹介するアイテムは引越し後、新居がきれいな状態や家具の設置前に使用したいアイテムです。引越し前にそろえることで引越し後にすぐに作業を行うことができます。
引越しすぐに使用できる準備をし、新居での生活をより良い物にしましょう。
引越し後にやることでは、手続きから新居での生活に必要な物をそろえていきます。新居での生活でのトラブルを減らすためにも準備に取り組みましょう。
引越し前とは異なる市区町村への引越しをした場合、引越し14日以内に転出証明書と身分証明書、印鑑を持参し、役所で転入届の提出を行います。
新居へ引越しが完了したら、最初に部屋の写真を撮影しましょう。入居時に写真を撮影することにより、入居時からある汚れや傷が自身によるものではないことを照明することができます。この作業を行っていないと次の引越しを行う際に修繕費として無駄に費用がかかってしまう場合があります。
引越し後に新居に家具を置く前にフローリングの清掃を行いましょう。フローリング掃除で仕上げにワックスを使用することで、床を保護する効果や普段の掃除が楽になる効果が望めます。
一度家具をおいてしまうとフローリング全体をすることは難しいのでこの機に掃除を行いましょう。
水道・ガス・電気の開通では、停止の際に行ったことと似た形の作業を行います。電気の開通ではブレーカを上げます。また、ガスは業者立会いのもと開栓し、水道は元栓を開けて行きます。
引越しをしたら、できる限り早く近隣への挨拶を行いましょう。挨拶をする際にはあらかじめ準備した手土産も忘れずに持っていきましょう。
引越し後には自動車やバイクに登録されている住所を変更しましょう。また、同時に免許証の住所も合わせて変更していきます。新居の地域で以下の施設のどれかに訪れて手続きを行いましょう。
勤務先へは引越しを決めた時点で事前に報告しておきましょう。また、引越しが終わり次第会社の担当部署へ報告し、住所の変更を行いましょう。
今回の記事では、引越しでやることについて解説しました。
各期間ごとにやることが多いと思います。しかし、どの作業も必ず必要になることです。今後引っ越す際にも必ず役に立つ為、この機会に引越しに必要な事を覚えてしまうことをおすすめします。
引越し前にしっかりと準備をして、不安無く引越しができるようにしていきましょう。
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