COLUMN
引っ越しの準備中は、どうしても不用品がたくさん出てきてしまいがち。
ご自身の手で一つひとつ処分していくのも大変なので、「不用品回収を頼みたい」「引っ越しと不用品の回収も一緒にしてくれる引っ越し業者はあるのかな?」と思っているかもしれませんね。
実際、私たちクリーンケアに引越しを依頼されるお客さまからも「不用品の量が多すぎて、分別や処分はお願いできませんか」というご相談をたくさんお聞きしてきました。
結論を言うと、引っ越しの際の不用品回収は、大手では一部の引越し業者のみが対応しています。
さらに「引っ越し業者が行う不用品回収のサービス」と不用品回収業者では、サービスの内容も少し変わってくるので注意が必要です。
ここでは、まず日頃から引っ越し業者として働いている私が「引っ越し業者が提供する不用品回収のサービスとはどんなものか」特徴をご紹介。
続いて、不用品回収を行う大手引越し業者についても紹介します。
ぜひ参考になさってください。
目次
まずは、引っ越し業者が行う不用品回収のサービスと、不用品回収業者の違いを見ていきましょう。
引っ越し業者が行う不用品回収のサービスは、あくまでサブサービスです。
メインのお仕事は引っ越しなので、その引っ越しに伴って出てきた不用品に対して、一部の引っ越し業者が回収サービスを提供しています。
一方で、不用品回収業者のメインのお仕事は「不用品の回収(査定)」になります。
そのため、引っ越し作業を行うことはありません。
もう少し違いが分かりやすくなるように、ここからは引っ越し業者が行う不用品回収のサービスの内容について、より具体的に説明していきます。
引っ越し業者が提供する不用品回収は、単体では依頼できません。
なぜならサービスの内容が「引っ越し作業の途中で出てきた不用品を、引っ越し当日に引き取りに来てくれる」というものだからです。
そのため、引っ越し業者で不用品回収を依頼するには「引っ越し作業をお願いしている人」でないといけません。
「引っ越しはしないけれど、不用品回収だけしたい」というケースには利用できないので注意しましょう。
引っ越し業者が行う不用品回収の料金は、不用品回収業者よりもリーズナブルであるケースが多いです。
引っ越しと不用品回収をそれぞれ違う業者に頼むと、人件費がそれぞれの業者にかかるので、コストが上がってしまいます。
引っ越し業者なら「引っ越し+不用品回収」をまとめて当日に行うので、人件費を大きくカットできるのです。
不用品回収業者も同じですが、引っ越し業者が不用品回収をするときは「引き取り・買取」のどちらかで対応してくれます。
・引き取り:お客さまに代わって、不用品の処分を行う
・買取:不用品を再度販売するために、回収する
買取ができる業者の場合、引き取りの料金を買取金額で相殺することも可能です。
中には、私たちクリーンケアのように、引き取りと買取の両方を行っている引っ越し業者もあります。
引っ越し業者が提供する不用品回収では、全ての不用品を回収してもらえるとは限りません。
メインは「引っ越し作業」なので、回収できる内容も不用品回収業者より限られているからです。
その点、不用品回収業者は料金が高くなる分、幅広く回収できます。
また、引っ越し業者によっても回収できる内容が変わってくるので注意が必要です。
私たちクリーンケアは、遺品整理やゴミ屋敷のお片付けなどのお手伝いもさせていただいております。
そのため、不用品回収も幅広い範囲でご対応させていただいております。
まずはお気軽にご連絡ください。
さらに、不用品回収を行う引っ越し業者そのものも、あまり多くありません。
次の章で紹介しますが、大手の引っ越し業者でも、一部の業者でしかサービスの提供をしていません。
また、先ほど紹介したように、業者ごとに回収できる内容も違ってきます。
もし、処分したいものが引っ越し業者の条件と一致しているのなら、「引っ越し+不用品回収」をまとめて1社でできるため、金銭的にも精神的にもとても楽になります。
それでは、不用品回収が可能な大手引越し業者を紹介します。
基本的にどの引っ越し業者でも、不用品の回収は有料になりますので、ご注意ください。
・サカイ引越センター
・アリさんマークの引越社
・日本通運
・アップル引越しセンター
・アーク引越センター
・ハート引越センター
(※2022年9月20日時点)
不用品の回収を依頼するときは、念のため、一度業者に問い合わせしてみることをおすすめします。
それぞれの特徴も合わせて見ていきましょう。
サカイ引越センターが提供する不用品回収の内容は、以下の通りです。
◆引き取り可能
・家電リサイクル法の対象製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機)
・ピアノ
・家電リサイクル法以外の製品や家具は、自分で処分する
・一部地域のみ、不用品の買取サービスあり(詳しくはホームページ参照)
アリさんマークの引越社の不用品回収の内容は、以下の通りです。
◆引き取り可能
・家電リサイクル法の対象製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機)
・家具(※営業所により対応が異なるため、要問合せ)
・買取サービスはなし
日本通運が行う不用品回収の内容は、以下の通りです。
◆引き取り可能
・家電リサイクル法の対象製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機)
・大型の家具(事前に要相談)
・買取サービスなし
アップル引越センターが提供する不用品回収の内容は、以下の通りです。
◆引き取り可能
・家具、家電など家庭で使用されていたものなら基本的に何でも可能
※ものによって、「無料・有料・買取」での引き取り
・買取サービスあり
アーク引越センターの不用品回収の内容は、以下の通りです。
◆引き取り可能
・家電リサイクル法の対象製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機)
※支店によって回収できない場合があるため、要確認
・買取サービスあり(書籍、CD、洋服、ピアノ)
最後に、ハート引越センターが行う不用品回収の内容を見てみましょう。
◆引き取り可能
・家電リサイクル法の対象製品(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機)
・家具
・買取サービスあり(本、CD)
最後に、引越し業者と不用品回収業者、それぞれのメリットとデメリットについてまとめてみました。
◆引越し業者が行う不用品回収のサービス
【メリット】
・引っ越しと不用品の処分を同時に行える
・不用品の買取も可能(業者による)
・料金が安い
【デメリット】
・不用品回収だけを依頼することは不可能
・不用品回収を提供する引っ越し業者の数は少ない
・引き取れる不用品に限りがある(業者によって違いあり)
◆不用品回収業者
【メリット】
・引き取れる不用品の種類が多い
・即日対応できる業者もある
・不用品の買取も可能(業者による)
【デメリット】
・自治体や引っ越し業者に比べると料金が高い
・引っ越し作業はしてもらえない
・業者選びのための下調べや、相見積もりで手間がかかる
どちらが正解ということはありません。
それぞれのメリットとデメリットを確認して、自分に合っていると思ったものを選びましょう。
引っ越し業者の行う不用品回収のサービスの特徴や、不用品回収業者との内容の違い、そして不用品回収ができる大手引っ越し業者について紹介してきました。
どの方法にもメリットやデメリットがあるので、一概にどの手段が正解とは言えません。
ご自身が納得のいく引っ越しができるように、事前準備をしっかりしておきましょう。
もし、関西で不用品回収とお引っ越しをお考えなら、ぜひ私たちクリーンケアにご相談ください。
不用品回収だけでなく、遺品整理や不用品の分別もお手伝いさせていただきます。
年中無休で相談を受け付けているので、まずはお気軽にご相談ください。
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