COLUMN
「断捨離したいのに、ものを捨てられない」と悩んでいませんか?
断捨離したいと思っているということは、少なくとも、今のお部屋の状態に満足していないということ。
その状態が毎日続くと、リラックスするための空間が大きなストレスになってしまいます。
この記事では、まず「断捨離したいと思っているのに、ものを捨てられない理由」について解説。
合わせて、日頃から清掃業者として従事している私の視点から、ものを捨てられるようになるためのアドバイスやコツを紹介します。
ぜひ参考になさってください。
目次
結論を言うと「断捨離したいのに、ものを捨てられない」ときは、心の中に原因があるケースが多いです。
例えば、心の中で次のような感情が働き、ブレーキがかかってしまっている状態と言えます。
・「捨てる=失敗した、悪いこと」と思っているから
・ものに囲まれると、安心するから
・「また使うかも」と思ってしまうから
・一気にやろうと思っているから
この「捨てる」という判断にブレーキをかける感情たちを、まずは自分で受け止めることで、一歩踏み出すことができるはずです。
順番に見ていきましょう。
1つ目の理由は、「捨てる=失敗した、悪いこと」と思っていること。
ものを買うときは、何か理想があって、「これがあれば、その理想に近づける」と判断して購入したはずです。
しかし、買ってみたものの、実際は「ちょっと違った」というアイテムを捨てるのは、「あのときの判断は失敗だった」と認めるようなもの。
この「過去の失敗を認めたくない」という気持ちが痛みになって、心のブレーキになっていることは多いです。
他にも「まだ使えるものを捨てる」というのは、いわば「使えるものを『使えない』と判断する」ということ。
この矛盾したような判断をすることを、人によっては「この判断はおかしいのでは?」と無意識に混乱してしまうこともあります。
このような方は、思い出のものやプレゼントがどんどん部屋にたまってしまう傾向もあります。
「ものを捨てるのは悪いこと」という考えがさらに飛躍して、「ものを捨てるのは冷たい人だ」という気持ちになっているからです。
いわば「こんなことをしたら、人にどう思われるか」という不安に心を縛られているとも言えます。
2つ目の理由は、ものに囲まれると安心すると思っていること。
ものがないと寂しく感じたり、「いざというとき困るかも」と思ってしまう傾向にあります。
この場合、部屋からものがなくなると不安になるため、一時的に捨てられたとしても、再びものをたくさん買い込むケースが多いです。
3つ目の理由は、「また使うかも」と思ってしまうこと。
私の経験上、1番多いケースです。
もちろん、ものを無駄に扱って良いとか、雑に扱って良いというわけではありません。
しかし実際、「また使うかも…?」と思ったものを捨てずに取っておいた後、再度使ったというケースは少ないように感じます。
「また使うかも」という言葉は、先を見越して考えているように見えますが、実は「捨てる」という判断を先送りしているのと同じなのです。
最後の理由は、一気にやろうと思っていること。
とくに、お仕事や育児で忙しい方に多いです。
毎日掃除したり、少しずつ片付けるのも疲れて面倒に感じるから、一気に済ませたいと考えてしまいます。
しかし、少し厳しいことを言うと、まとまった時間は「作ろう」と思ってもなかなか作れるものではありません。
本当に断捨離したいなら、覚悟を決めて、「毎日・少しずつ」行動する習慣を自分で作ることが大切です。
もちろん「本当に疲れてて、家に帰っても体を動かせない」というときは、無理せず「動いてみてもいいか」と思えるまで休んでくださいね。
ここまで、ものを捨てられない理由について紹介してきました。心が痛くなってしまった方も多いかもしれません。
しかし、ここまで読んできたということは、少しずつでも現状を認める勇気を持てるようになったということです。
後は、実際に行動していくだけ。断捨離が苦手な方の中には、「捨てる基準」が曖昧になっていることも多いです。
ここでは、具体的に「ものを捨てる基準」について紹介します。
まずは、「すぐ捨てて良いものの基準」をまとめてみました。服やバッグ、キッチン用品や本などに当てはめてみてください。
・壊れている
・見られたら「恥ずかしい」と感じる
・サイズが合っていない
・1年以上、使っていない
・今の生活に合わない
・使い道が不明
・2つ以上ある
これに当てはまるものは、どんどん処分していきましょう。
次は、プレゼントや思い出の品のように「捨てにくいもの」を捨てる基準です。
この大切なものを捨てる基準は、ズバリ「持っていてマイナスな気持ちになるものを捨てる」というだけ。
「見るだけで嬉しさや楽しさが込み上げてくるもの」であれば、残しておきましょう。
思い出の品は、代用品がないからです。
しかし、「もう持っててもしょうがないかな」「ここにあるとちょっとジャマだな」と思うものは捨てていきましょう。
ものは、ものでしかありません。
ものをくれた人と、ものをくれたという行為に感謝を持ち、あなたの中でその感謝を忘れないようにすれば良いのです。
思い出の品は写真に撮ってデジタル保存するという方法もおすすめしています。
データ化してしまえば、場所を取ることはなく、いつでも見返すことができるからです。
単に捨てるよりも、「感謝している」という気持ちを残したまま、ものを手放すことができます。
それでは最後に、断捨離で効率良く捨てるためのコツについて紹介します。
・家全部ではなく、まずは一ヶ所から
・15分タイマーをセットする
・迷ったら、保留箱へ入れる
順番に見ていきましょう。
断捨離をするときは、まずは1ヶ所から取り組みましょう。
家全体を一気に断捨離しようとすると、途中で頭も体も疲れてしまうからです。
まずは引き出し1段分、机の上など、範囲が狭く小さなところからスタートすることをおすすめします。
人は誰でも、現状を変えることをしんどく感じてしまうもの。
しかし、より良い方向に現状を変えていくには、少しずつでも現状を抜け出す練習をしなくてはいけません。
1日に1ヶ所、少しずつ断捨離に慣れていきましょう。
断捨離するときは、15分のタイマーをセットしておくと良いでしょう。
断捨離に慣れていない方は、長い時間をかけて捨てていると、脳が疲れてしまうからです。
最終的に判断力が鈍って、一度「いらない」と思ったものを「やっぱりいるかも…」と迷いが出てくることにつながります。
まずは15分、集中して断捨離できるようにしましょう。
最後のポイントは、捨てるか迷ったものは「一旦、保留箱に入れる」ようにすること。
脳が1番疲れるのは、「迷っている」ときです。
脳が疲れると断捨離も進まなくなるので、迷ったものは「今どうするか決めない」ようにするのがポイント。
保留箱に入れた後は「1ヶ月経って、一度も箱から取り出さなかったら捨てる」とルールを決めると手放しやすくなります。
断捨離したいのに捨てられない理由や、効率良く捨てるためのコツについて紹介してきました。
「捨てられない」という悩みには、心の痛みが原因になっていることが多いです。
ご自身が捨てられないのには、どんな気持ちが伴っているか、その気持ちをまずは受け入れるところから始めましょう。
現状を一気に変えるのは大変です。
だからこそ、毎日少しずつ、日常に断捨離を取り入れる工夫をしていきましょう。
この記事が、快適な生活を送るための参考になることを祈っています。
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