COLUMN
「実家がゴミ屋敷になっている。何とかしなきゃと思っているけど、どこに相談すればいいか分からない」
「久しぶりに親戚の家に行ってみたらゴミだらけになっていた。ひょっとして病気?」
実家や親族の家がゴミ屋敷になってしまい、一人で困っている方は多いのではないでしょうか?
実家や親族の家がゴミ屋敷になってしまったときは、プロの清掃業者など専門機関に相談する必要があります。
そこで今回は、実家や親族の家がゴミ屋敷になったときの相談先や、なぜゴミ屋敷になるのか原因などを解説しましょう。
目次
実家がゴミ屋敷になったときの相談先を解説しましょう。
順番に見ていきましょう。
ゴミを物理的に対処したいなら、ゴミ屋敷専門のプロの業者に相談し、片付けてもらいましょう。
地域の行政に相談する方法もありますが、やはり民間の業者と比べて対応スピードが違います。
プロのゴミ屋敷専門業者の特徴をまとめました。
ゴミ屋敷の住人からの依頼ではなく、親族や子どもが見かねて業者に依頼するパターンも珍しくありません。
ただ片付ける前には、ゴミ屋敷の住人に「物を捨てても怒らないか?」を確認し、場合によっては先に医師に相談しましょう。
ゴミ屋敷になってしまう方には、ためこみ症などの精神疾患の可能性もあるため、医師に相談しましょう。
その際、外に連れ出すのが難しいなら、「あなたのことが心配」「先生ならいいアドバイスをもらえる」などの声がけをしてみるといいでしょう。
ちなみに、ゴミ屋敷は片付けても元に戻るのが大半です。
ゴミ屋敷に戻るのを防ぐためにも、心の専門家の力を借りましょう。
地域包括支援センターとは、高齢者の医療や介護などの問題が発生したときに、どうしたらいいのか相談できる場所です。
実際に地域包括支援センターでは、ゴミ屋敷になっている高齢者の相談が寄せられることがあります。
家がゴミ屋敷になっている高齢者は、セルフネグレクト(自己放任)といい、生活がままならないことも珍しくありません。
この場合、家を掃除しようにも難しく、治療が必要でもなかなか聞き入れてもらえないものです。
地域包括支援センターだと、ケアマネージャーなどプロが常駐しているため、親身になって相談に乗ってくれるでしょう。
ここまで具体的な相談先をお伝えしてきましたが、自分たちでできる対策として、まずは家族で少しずつ捨てていく方法もおすすめです。
ゴミ屋敷は一気に片付けようとすると大変ですが、少しずつなら疲れませんし、費用も業者と比べてかかりません。
他にも、住人が病気になり家に誰もいなくなったのを機に、ゴミを捨てに行くのもいいでしょう。
ただ注意点として、住人が家に戻ってきてから部屋のゴミがなくなっているのを見て、怒るケースがあります。
こっそり持ち帰って捨てていくか、捨てても怒らないかなど、見計らってゴミを捨てていくといいでしょう。
こちらの記事では、不用品の整理のコツを解説しています。
まずは少しずつはじめてみることから、ぜひ参考になさってください。
不用品の整理のコツを解説!処分方法や整理整頓ができない人の特徴は?
ゴミ屋敷の相談先として「自治体は?」と、思われた方もいるのではないでしょうか?
現在、日本ではゴミ屋敷に関係する法律として「廃棄物処理法」や「道路交通法」などがあります。
ただこれらは、直接的にゴミ屋敷を取り締まる法律ではありません。
一方の自治体では、例えば東京都足立区だと「生活環境の保全に関する条例」があり、地域によってはゴミ屋敷対策の条例があります。
しかし行政を挟むと、住人の支援や再発防止なども考慮した流れになるため、ゴミ撤去までのスピードが遅くなるのは否めません。
スピード重視の方は先に業者に相談するといいでしょう。
参照・参考:足立区:足立区のごみ屋敷対策事業
実家や親族の家がゴミ屋敷になってしまうのには、どんな原因があるのでしょうか?
気にかけてほしいのが、親や親族が「何らかの症状を患っていないか?」です。
この章では、ゴミ屋敷になってしまう原因を解説していきましょう。
ゴミ屋敷になってしまうのには、うつ病など何らかの精神疾患を抱えている可能性があります。
ゴミ屋敷になってしまう主な心の病気や特徴などをまとめました。
明らかに親や親族の様子が変だなと感じたら、これらの病気や特徴の疑いがあります。
一人で抱え込もうとせず、医師などの専門家や地域包括支援センターに相談しましょう。
ゴミ屋敷になる原因には、セルフネグレクト(自己放任)もあります。
セルフネグレクトとは、家族の死による喪失感や体力の衰えなどから、生活意欲が失われ、生活がままならなくなる状態のことです。
高齢者がセルフネグレクトに陥る例を挙げました。
ちなみにセルフネグレクトの要因を探ると、うつ病や依存症などの精神疾患が隠れている可能性があります。
セルフネグレクトの疑いがある場合も、地域包括支援センターに相談してみましょう。
こちらの記事では、ゴミ屋敷の原因となる病気をまとめており、ゴミ屋敷からの脱却方法について解説しています。
ぜひ参考になさってください。
ゴミ屋敷の原因になりうる病気とは?治療法やゴミ屋敷から脱却する方法をご紹介
ここまでゴミ屋敷の相談先などを解説してきましたが、「でもやっぱり相談に行くのは面倒だな」と思われた方もいるかもしれません。
では実家のゴミ屋敷を放置していると、どうなってしまうのでしょうか?
デメリットを3個にまとめました。
順番に見ていきましょう。
ゴミの放置は、虫や悪臭の発生、火事の危険性、景観を損なうなど、近隣住民からの苦情やトラブルにつながります。
苦情が出た場合、ゴミ屋敷に住んでいる本人が対応できなければ、どうなるのでしょうか?
近隣住民から行政に連絡される可能性がありますし、家族が代わりに苦情に対応せざるを得ません。
第三者まで巻き込んでしまうと、余計に事がこじれる可能性があります。
「ゴミ屋敷を片付けるのは大変」と思われるかもしれませんが、先に手を打っておくのに越したことはありません。
ゴミ屋敷が及ぼす、住人への健康被害や悪影響も見逃せません。
例えばゴミで発生するゴキブリやハエは病原菌を媒介するため、片付けたほうが確実に健康的に過ごせます。
また高齢者の中には、ゴミが埋もれた部屋の中で、足が壊死した状態で発見されたケースがあります。
ゴミが心と体に悪影響を及ぼす前に、早く手を打ちましょう。
ゴミは放置すればするほど、清掃代も高くつくことを知っておきましょう。
ゴミは「放置された年数が長い」「部屋が広い」ほど量が多くなりますし、ゴミの種類が増えれば仕分けも大変です。
清掃代には、運搬費や処分費、人件費などもかかっているため、量が多くなるほど費用も増えます。
ゴミを放置しても一銭の得にもなりません。
懐を痛めないためにも、ゴミ屋敷は早めに片付けましょう。
最後に、お伝えしてきた内容をまとめましょう。
実家や親族の家がゴミ屋敷で困っているなら、まずは専門家に相談しましょう!
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