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2022.8.8

【徹底解説】ゴミ屋敷に虫が発生する原因と正しい対策方法とは

「ゴミ屋敷にはなぜ虫が発生するの?」「発生した虫はどのように対処すればいいの?」

 

ゴミ屋敷に発生する虫の対策方法が分からずに困っている方は多いのではないでしょうか。

 

ゴミ屋敷で虫を放置してしまうと人体に被害が出てしまう場合もあるため早急に対処する必要があります。

 

そこで今回はゴミ屋敷に虫が発生する原因や危険性、対策方法について解説していきましょう。

目次

ゴミ屋敷に虫が発生する原因

ゴミ屋敷に虫が発生する原因を知っているでしょうか?原因を知らないと適切な対策をすることはできません。

ゴミ屋敷に虫が発生する4つの原因について解説していきます。

長期間生ゴミやホコリを放置している

 

長期間生ごみやホコリを放置してしまうと虫が発生する原因となります。

ゴミ屋敷には大量の残飯や食べこぼしなどの生ごみやホコリが溜まっています。

このような溜まった残飯や食べこぼしなどを餌として虫たちは生活をするため、ゴミ屋敷に虫が発生します。

ゴミ屋敷によくあるゴミの種類として弁当の容器やペットボトル、空き缶が多く捨てられています。

ゴミは虫たちには最高の餌となるため虫が発生し、増えていく原因となってしまいます。

ゴミ屋敷では生ごみやホコリを放置することで虫に餌を与えることになり、虫が発生する原因となってしまいます。

ゴミは、定期的に捨てるようにして虫の発生を抑えましょう。

虫が巣を作り繁殖している

虫が巣を作り繁殖してしまうことから、虫が発生する原因になります。ゴミ屋敷は虫たちにとって餌が豊富な場所なため、繁殖をしやすくなります。。

また、ゴミ屋敷は虫にとって大量の餌がある場所です。大量の餌がある場所は虫たちが巣作りをするのに最適な上に、ゴミ屋敷にはペットボトルや空き缶のようなゴミもあるため水に産卵する虫にも繁殖に最適な場所となっています。

ゴミ屋敷は虫にとって「巣作り・繁殖」共に最適な場所なため、まずは虫が生活しにくい環境を作っていくことで虫の発生を抑えていきましょう。

水回りの掃除をしていない

水回りの掃除をしていないと虫が発生する原因となります。水回りの掃除をせずに「排水溝が詰まって水が溜まる」「排水溝に汚れが溜まっている」このような状態は、かなり虫が発生しやすい環境です。

ゴミ屋敷に発生する虫の中には排水溝の汚れを好む虫や、詰まった排水溝にある生ごみを餌にする虫がいるからです。

また、排水溝にたまった水は虫が産卵する場所としても最適なため、虫が発生する原因となってしまいます。こまめに水回りの掃除をしてゴミ屋敷のように虫を見ることがない生活を送っていきましょう。

物が多すぎて巣として絶好の場所になっている

ゴミ屋敷はゴミとして色々なものが溜まっているため、虫が生活するのに絶好の場所となっています。

虫たちはゴミ屋敷に餌が大量にあり、繁殖にも問題ないため住み着いています。しかし、駆除される可能性のある人間にはもちろん見つかりたくありません。

普段見ることが少ないゴミ屋敷に現れる虫たちは、家具の間や部屋の片隅のような人間に見つかりにくい場所で生活しています。

ゴミ屋敷はほとんどの場所がゴミで埋まっているため、ゴミの下や隙間のような人間から見つかりにくい場所が沢山あります。

そのためゴミ屋敷は虫たちが巣を作り、安全に生活するために最適な場所になってしまっています。

ゴミ屋敷に発生する虫7選

ゴキブリ

ゴキブリはゴミ屋敷でなくても耳にすることのある認知度の高い虫です。

見るだけで不快な虫として知られているゴキブリについて解説していきます。

ゴキブリは実は無害害虫

ゴキブリ自身は実は人に害のない「無害害虫」です。

しかし、ゴキブリは暗く狭い場所や水回りを特に好み、普段は下水道のような不衛生な場所に生息していることが多いです。

そのためゴキブリ自身には害がなくとも、ゴキブリの体は人間に対して害のある細菌やウイルスを身につけている場合があります。

無害害虫のゴキブリですが、実際には人間に害がある可能性を持っている恐れがあるため触れないように、駆除する際はガムテープやほうきなどを使用しましょう。

ゴキブリは雑食性

ゴキブリは雑食性の虫です。ゴミ屋敷にあるような生ごみや水のほかにも、人間の皮膚や髪、仲間の死骸、食べかす、皮脂やふけなども餌として食べます。

また、ゴキブリは甘い食べ物を特に好み、玉ねぎや砂糖、ジャガイモや油などの食べ物は特に匂いが漏れないように密封しておくことがおすすめです。

ゴキブリの繁殖力

ゴキブリの繁殖力は凄まじく、1度の出産で最大50匹前後の産卵を行い、生涯で500匹も産卵すると言われています。

産卵した卵は30日以内に孵化をするため、この繁殖力なら家に1匹いるだけで100匹いると言われるのも納得です。

ゴキブリの卵の大きさは1㎝ほどで、卵鞘と呼ばれる殻にたくさん入っています。

この鞘に入っている卵には殺虫剤などの効果があまり期待できないため、ゴキブリの駆除をする際には卵鞘とともに卵をしっかりとゴム手袋などつけ、ビニールに入れて燃えるごみとして出してゴキブリの繁殖を防ぎましょう。

チャタテムシ

チャタテムシはあまり聞きなれない虫だと思います。チャタテムシはダニと間違えられたりする体長1〜1.5mm程度の褐色の色をした虫です。

チャタテムシの大好物はカビ

チャタテムシはカビが増える湿気の高い時期の夏〜初秋の間に発生します。

チャタテムシはカビを餌とすることが多いですが本来は雑食です。そのためカビの他には食べかすや乾燥食品などを食べて生活をしています。

チャタテムシに最適な環境

チャタテムシは以下の環境がとくに最適といわれています。
● 気温24~19度
● カビが大量に発生している
● 湿度が75~90%

このような環境がそろっている家は今すぐに改善が必要です。

気温は人間にも適切な温度ですが、湿度は40~60%が人間に適切と言われています。そのため、まずは湿度を下げてチャタテムシの活動を抑えていきましょう。

チャタテムシの繁殖力

チャタテムシは1日に1〜2つの卵を産卵し、卵は9〜13日程度で孵化すると言われています。

チャタテムシは生涯で100回以上の産卵をするため、1匹あたり200匹は生涯で産卵をします。

チャタテムシが快適な環境では繁殖のスピードが上がってしまうため、チャタテムシに適さない環境を作ることで繁殖を防ぎましょう。

ヒメカツオブシムシ

ヒメカツオブシムシの成虫は体長2.8〜5.3mmです。体は赤褐色か黒褐色の色をしています。

あまり知られていない虫ですが、生活の中に知らぬ間に忍び込んでいるかもしれません。

生態を知り、衣類をこまめにチェックして対策していきましょう。

ヒメカツオブシムシは鰹節と繊維が大好物

ヒメカツオブシムシは名前にもあるように鰹節が大好物です。鰹節のほかにはウールやカシミヤなどの動物性の繊維も大好物なため、家のタンスや服が散らかってる部屋は最高のえさ場といえます。

鰹節が部屋に散乱していることはほとんどないと思いますが、衣類を放っておくとヒメカツオブシムシに食べられてしまう可能性があるのでしっかりと洗濯をしたうえで衣服は片付けておきましょう。

また、ヒメカツオブシムシは水に弱いので洗濯をすることによって死滅させることができます。

そのため「衣類についているか分からないけど怖い」という方は一度気になる衣類を洗濯することをおすすめします。

ヒメカツオブシムシの繁殖力

ヒメカツオブシムシは1度に40〜90個の卵を産卵するといわれています。また5〜6月に産卵をし、卵の孵化には10〜18日かかります。

ヒメカツオブシムシは幼虫の状態で孵化して冬を越え、春になると成虫に羽化していくため一年に繁殖する数は昨年の産卵状況で変化します。

他の虫と比べると繁殖力は少し低いですが、ヒメカツオブシムシは6ヶ月〜1年間何も食べなくても生きていけるほどの生命力を有しており、元々の数が減りにくいのでどんどん繁殖してしまいます。

ヒメカツオブシムシの侵入経路

ヒメカツオブシムシは主に干してある洗濯物や外出後の服、などから屋内に侵入します。

ヒメカツオブシムシは衣類を餌とするため、衣服に付着して屋内に侵入することが多いです。

特に洗濯物に付着しているヒメカツオブシムシが衣類が沢山あるタンスなどにしまわれた日には繁殖にも最適な環境を提供してしまうことになります。

このような事態を防ぐためには「衣類用の防虫剤」を使用することが最も効果的です。

手軽にできる対策なため心配という方は衣類用の防虫剤を使用してみましょう。

アシダカグモ

アシダカグモは体長15~30mm程の大きなクモで、体の色は灰褐色で褐色や白、灰色の毛におおわれている虫です。

見た目は怖いアシダカグモですが人間にとってはかなりありがたい虫でもあるため、アシダカグモについて理解してお互いに良い関係を築くことができれば有効に使うことも可能です。

アシダカグモは益虫

アシダカグモは主な餌としてゴキブリやハエを食べるため、人間に害のある虫を捕食する益虫です。

また、アシダカグモは臆病な虫なため自分よりも大きい生き物には近づかず追い詰めたりしなければアシダカグモが襲ってくることはありません。

人には害がなく害虫を駆除してくれる上に捕食対象の虫がいなくなると餌を探して他の場所に移るため、駆除しなくても良い虫でもあります。

しかし、アシダカグモが現れたということは家に捕食対象である虫が生息していることでもあるため注意が必要です。

アシダカグモは巣を作らない

クモといえば糸を使って巣を作るイメージがとても強い虫ですが、アシダカグモは自分の巣を持ちません。

そのため放っておいても糸を貼られる心配はないため、放置しておくのも1つの手です。

しかし、見た目が怖くてどうしても駆除したい場合は殺虫剤や追い出すことでも対処できますが、1番効果的な方法としては餌となる虫を駆除することです。

きれいで虫のいない場所にアシダカグモは現れません。室内を常にきれいに保ち、虫の発生しない環境を作りましょう。

アシダカグモの繁殖

アシダカグモは夏に産卵を行い、卵を糸で壁や天井に貼り付けます。

アシダカグモは1度の産卵で300個前後の卵が入った卵のうを産み、孵化するまで餌も取らずに守ります。

また、アシダカグモのメスは交尾しなくても無精卵ですが卵を生みます。無精卵なので孵化はしませんが、アシダカグモは孵化が上手くいかないと卵を食べて栄養とする習性もあるためかなりの節約家のようです。

シミ

シミは550種類もある虫の総称で、多くの種が体長2cm以下です。動きが早く、暗いところを好む性質をしており、体を魚のようにくねらせながら移動し、紙を食べることから「紙魚(しみ)」という漢字があてられています。

シミは雑食

シミは紙を中心に食べることで知られている虫ですが、他にも髪の毛や人口繊維、砂糖や食べかすを食べる雑食の虫です。

シミは1年以上絶食しても生きることのできる虫ですが、水がないと生きていけないため水回りで見ることが多く対策をするなら水回りの掃除をしてみましょう。

シミに最適な環境

シミは高温多湿の環境が発生しやすい夏場に特に活発に活動しやすく、主に湿度75~95%、温度21~27℃の環境を好みます。

シミの対策をするのならば、人間に最適な湿度である40~60%を保つようにしましょう。

できれば温度もシミの好む温度以外にしたいですが季節や環境によって難しい場合もあるため、まずは湿度を調整してシミの嫌う環境を整えることで発生を抑えましょう。

また、シミは7℃以下では活動を停止するため低温の環境を作ることも有効です。

シミの繁殖

シミは一年中繁殖が行われ、1度の産卵で10個前後の卵を産みます。畳や紙の間に1mm程の卵を産み、産卵した卵は夏季なら10日前後、冬なら2ヶ月程で孵化します。

シミは1度増えてしまうと寿命が7~8年と長い間生き続けるため、繁殖されると駆除が大変な為、見つけたら早急に駆除して卵もしっかりと駆除していきましょう。

カミキリムシ

カミキリムシは世界に約37000種類、日本には750種類生息しているといわれている虫です。体長は25~35mm程のサイズで鮮やかな色をしており、昆虫マニアからも人気のある虫でもあります。

カミキリムシは植物を食べる

カミキリムシは種類によって木の皮や植物の葉や茎などの色々な植物を食べます。

カミキリムシは植物を中心に食事をするため、木を侵食する害虫としてのイメージを強く持っている方が多いです。

しかし、カミキリムシは枯れた木も食事として食べるため一概に害虫ということもできません。

カミキリムシの繁殖

カミキリムシは6〜10月にかけて産卵を行い、1度の産卵で約200個も卵を産むとされています。

産卵場所は木の幹の地上に近い部分に小さな穴を開けて産卵し、孵化をするまで期間は7〜10日です。

カミキリムシの成虫は木の中で一年ほど暮らし、翌年の5〜6月ごろに孵化し、木に穴を空けて出てきます。

カミキリムシは顎が超強力

カミキリムシは毒が無く、基本的に人間に攻撃してくることはありません。しかし、顎は自分の体重の約20倍以上の力があるため、むやみに触れたりすることは控えましょう。

カミキリムシには種類によって夜行性や昼行性が分かれています。しかし、カミキリムシは明かりに集まる習性があり民家などに入り込んでしまう場合があるため、見つけた際にはあまり刺激せずに追い出すか駆除してしまうことをおすすめします。

やけど虫

やけど虫は日本にいるだけでも2000種類いるとされている虫です。体長は約6~7mmでアリに似た形をしており、赤やオレンジ色が体に入っています。

やけど虫は触れると危険

やけど虫は名前の通りやけどのような症状を起こすことからやけど虫と呼ばれています。

やけど虫の体液には「ペデリン」という有毒物質があり、このペデリンが人の肌に付着してしまうとやけどや水ぶくれのような
症状が出てしまいます。

このような症状が出るまで半日ほどかかるため、その間にペデリンが色々な場所に付着してしまっていると様々な場所にやけどのような症状が現れてしまいます。また、目などに付着した場合は大変危険です。

やけど虫に触れてしまった場合にはすぐに水で洗浄を行い、炎症の症状を抑えて他の部分へ症状が移らないように気を付けましょう。

やけど虫が好む環境

やけど虫は畑のように湿った土地を好み、6~8月に特に活発に活動します。

夏場以外にも1年中活動をするやけど虫ですが、夏場は特に暑いため肌を露出する機会が増えます。そのため夏場に行うキャンプや登山では特に注意が必要ですが、冬場にも活動をしているため油断はしないようにしましょう。

炎症が起きた場合の対策

やけど虫に触れてしまって炎症が起きてしまったら焦らずに薬局でステロイド軟こうや内服薬を購入しましょう。

炎症を軽減する効果が期待できます。

また、炎症が収まるまでに時間がかかると跡が残ってしまう場合もあるため、不安な方は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

虫とゴミ屋敷を放置する危険性

ゴミ屋敷で虫とゴミを放置してしまうと人体に害が起きる危険性があります。

ゴミ屋敷に現れる害虫たちは3つに分類することができ、それぞれに害の種類が違いますがどの害虫も注意し、対策するべき虫です。

 

分類 被害内容

不快害虫 見るだけで人を不快にさせ、心理的な不快感をもたらす害虫。
衛生害虫 菌やウイルスなどの病原体などを媒介し、感染症などの原因をもたらす害虫。
経済害虫 家財や農作物、食品に害を与え、経済上の損失をもたらす害虫。

以下では虫とゴミの放置で人体にどのような危険が及ぶのか具体的に4つに分けて解説していくので、危険性を理解して虫とゴミを処理する意識を高めましょう。

胃腸系の疾患にかかるリスクがある

ゴミ屋敷に現れる虫には胃腸系の疾患にかかる菌を持っている、もしくは体に付着している虫がいます。

害虫の分類としては「衛生害虫」と言い、害虫はトイレや排水口、下水のようなとても不衛生な場所を移動しながら生活しています。

そのため虫自身がその菌を持っていなくても体に付着していることがあります。菌の中には食中毒の原因となる「サルモネラ菌」や胃腸炎を発生させる「大腸菌」のような菌があり、どの菌も人体に害をもたらす危険な菌です。

このような菌は害虫を駆除する際に人間の体に付着してしまい、気づかずに傷や口などから入り込んでしまいます。

害虫の駆除をする際は人体と害虫が直接触れないようにし、駆除の後は手を念入りに消毒し、菌が体に入るのをを防ぐ事が大切です。

悪臭や異臭が発生する

ゴミ屋敷でゴミを放置してしまうと悪臭や異臭が発生してしまいます。

悪臭や異臭は近隣の家にも届き、住民同士のトラブルの原因となることもあるためゴミの放置は危険です。

また、悪臭や異臭につられて虫たちが寄ってくるため、虫が寄り付かない部屋を作るためにも、悪臭や異臭を招く生ごみなどは密封しておき、早めに捨てるようにしましょう。

アレルギー症状が出る

ゴミ屋敷で虫や生ごみを放置してしまうとアレルギー症状が出る場合があります。

ゴミ屋敷に現れる害虫の死骸や糞は粉塵のように細かい状態で空気に混ざり、人間が吸ってしまうとアレルギーを引き起こす可能性があり、危険な害虫としてゴキブリやチャタテムシが挙げられます。

ゴキブリは様々な菌が付着していることが多いため、吸うだけでアレルギー以外にも症状が出てしまう場合があり、チャタテムシは死骸が乾くととても宙に舞いやすくなるため人が吸い込む可能性が高い虫であるからです。

ゴミ屋敷で生ごみを放置してしまうと、害虫の死骸や糞を吸ってアレルギー症状などを起こしてしまう場合があるため、ゴミや生ごみを放置しないようにしましょう。

腫れや痒みなどの症状が出る

ゴミ屋敷でゴミと虫を放置してしまうと、ゴミ屋敷に集まる虫たちの死骸や糞が空気中に混ざることで、アレルギーの他に腫れや皮膚のかゆみ、湿疹などの症状が出る場合があります。

また、やけど虫のように触れるだけでやけどや水ぶくれのように皮膚が腫れてしまうこともあり、大変危険です。

ゴミ屋敷のゴミはもちろん、虫を放置することで人体への危険性が高くなるためゴミも虫も放置し続けないようにしましょう。

ゴミ屋敷に発生する虫への対策

これまでにゴミ屋敷に発生する虫の種類や危険性を解説してきました。

ゴミ屋敷でなくても発生する可能性がある虫のため、どの虫が出ても効果的な対策ができるようにしましょう。

定期的に掃除を行う

ゴミ屋敷に発生する虫への対策として定期的に掃除を行いましょう。

虫が集まる理由は色々とありますがほとんどの場合、虫たちは餌を求めてやってきます。

長期間掃除が行われていないゴミ屋敷には餌があふれているため、虫が大量に発生する可能性が高いといえます。

定期的に家の掃除をし、ゴミをためずにこまめに捨てることで虫の発生を防ぐことができます。

虫が入る道を塞ぐ

ゴミ屋敷に発生する虫への対策として、家の中に虫が発生する前に虫が入る道をあらかじめ塞ぐ事が効果的です。

害虫が家の中でいきなり生まれることはありません。全ての虫は屋外からどこかを通って侵入しています。

侵入経路として特に多いのが「エアコンのホース」や「排水口」です。

エアコンのホースは屋外と繋がっており、ホースの中は虫が入るには十分な隙間があるため侵入しやすいです。また、エアコンの内部は湿気やカビなどの害虫に適した環境が整っています。

対策としてエアコンのホースにネットや防虫キャップを装着することで虫の侵入を防ぐことができます。

排水口では下水管や排水管を通って排水口から上がってくる虫がいます。

排水口では虫や匂いが上がってくるのを防ぐために「排水トラップ」というものがあります。しかし、長期間水を使用しないと役割を果たせない場合もあるため、無難に排水口用のネットなどをかけておくだけでも虫の侵入経路を塞ぎ、室内で虫が発生するのを防ぎましょう。

防虫剤を設置する

ゴミ屋敷に発生する虫への対策として防虫剤を設置しましょう。

防虫剤には主に以下の3つのタイプがあります。

● 室内に使用するタイプ
● 体にかけるタイプ
● 設置するタイプ

これらの防虫剤は虫の侵入から防いでくれます。さらに体にかけるタイプ以外の防虫剤には殺虫効果もあるため、1つで2役こなせてとても便利です。

防虫剤を不安な場所に設置して虫の侵入を防ぎ、駆除も行いましょう。

業者に依頼して徹底的に掃除してもらう

ゴミ屋敷に発生する虫の対策、最終手段として業者に依頼して徹底的に掃除してもらいましょう。

ゴミと虫であふれているゴミ屋敷となると、素人が1人で対策や駆除をするのには限界があります。

自分の力ではどうすることもできないと思ったらすぐに業者に依頼することをおすすめします。

業者に依頼をすれば多少費用がかかっても、1人では難しい害虫の駆除や消臭、除菌、不用品の回収までを行ってくれるため、アレルギーや感染症などのリスクを考えると自分で掃除するよりも安全かつ効率的です。

ゴミ屋敷になってしまった家を見て諦めている方は、ぜひ一度業者に相談してみましょう。

まとめ

ゴミ屋敷に虫が発生する原因と正しい対策方法について解説しました。

ゴミ屋敷にはゴキブリのように誰もが知っている虫からシミやチャタテムシのようにあまり知られていない虫まで様々な種類の虫が生息しています。

虫が発生する原因としては「ゴミの放置」や「高い湿度」のような虫が過ごしやすい環境にあります。

集まった虫たちは病原体を持っていたり、触れると皮膚が腫れてしまうなどの健康被害のリスクも多いです。

まずはゴミ屋敷になる前に適切な対処をして虫が発生することを防ぎ、もし虫が発生してしまった場合には健康被害に気を付けて駆除をしましょう。

また完全にゴミ屋敷になってしまった場合は、悩まずに業者に依頼をしていち早くゴミ屋敷をきれいにすることをおすすめします。

家がゴミ屋敷では家に快適な場所はなくなり、健康被害を招く恐れがあります。

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